高齢者の働き方としては検討に値すると思う。高齢者の調査を行うと、「それまでの勤務よりも短時間にして無理なく働けるようにしたい」という意向が出てくる。定年退職をにらんだ年齢になったときに、週当たり勤務日数を減らして定年後の活動の準備をする一方で、定年後再雇用者や定年延長した場合の仕事をつくりだすというシェアリングは、実現しやすいのではないだろうか。さらに、高度に専門性を持った人々であれば、週2〜3日だけ働くというプランがあってもいい。
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残りの時間を学習や研究活動に割り当ててもよいし、2つの企業に雇用されたり、自営業と二股をかけるというダブル・ジョブをしてもよい。このような働き方が選択可能になれば、キャリアデザインの幅が広がるに違いない。これらもワークシェアリングと呼ぼうと思えば呼べるのだが、何度もいうように、なんでもかんでもワークシェアリングという言葉でくくるのは、物事を見えにくくして、ミスリードすることになってしまう。雇用調整は働く人々の痛みを伴うのだから、けっして美しい言葉で語ってはならないと思う。