アクセンチュアは、一九九七年当時から、通年採用、毎月入社を実施していた。このようなプロセスが当たり前に行われている環境にいると、四月一斉入社というやり方のほうが、企業にとって負担が大きいのではないかと感じる。大学四年生の十月から採用内定解禁、大学卒業後四月に一斉入社−という「よーいドン」形式の採用・就職活動がよいとは私には思えない。就職活動と採用活動にもっと批判的な目を持って向き合う必要がある。一斉に選考を受けて、一斉に内定が出て、一斉に入社するというパターンに業務プロセスが長年の問に最適化されてしまっているため、他のやり方がイメトシできなくなっているのではないだろうか。
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たくさん集めてたくさん落とす日本の採用活動のやり方は、一〇〇人を超える規模で採用する大企業にとっては確かに効率的な方法ではあるが、そこまでの知名度がない企業の場合、そのまま実行してしまうと、集めるところで苦労し、志望度を高めるところでも苦労することになり、最終的な採用成果の質を満たすことができない場合が多い。「採用人数」と「求める人物像」と「会社の実力」によって、最適な採用戦略と戦術がある。現在の就職活動パターンの問題点を解決するためには、大学のキャリア教育の充実、学生の意識改革、企業の採用プロセスの柔軟化をセットで考えていかなければならない。